【えみこさんのしわざ】バルコニーで蝶々を孵化させた編
えみこさん86歳、私の母。
いろいろ楽しい事をやってくれるのですが、今回は蝶々ふ化編。
バルコニーで育てているお花に時折蝶々が飛んできていて、ある時卵を産み付けているのを発見。この卵を育ててみようと、蝶々観察日記がスタートしました。
まずは産み付けた植木を安全な場所に確保して、逃げないように網で覆う。
(逃げるのかな?(笑))
時々『こんな風に成長したよ~』と見せていただくのですが、なんせ昆虫系が苦手な私。
多分親身に聞いていない。
えみこさんも蝶々を育てるのは初めてだそうで、図書館へ行き『蝶々を上手に育てる方法』みたいな本を借りてきて読んでました。
それから数か月したある日の朝、網で覆った箱の中になんと蝶々が2匹飛んでいる!!!
まずは写真!!とカメラを急いで用意して、網の扉を開けたら1匹はするりと外に出て行ってしまいました。
これは大変と残った1匹を急いで撮影!!!
撮影に成功したのがこちらです。
※かなり慌てていたと思われますが、網の中の様子も上手に撮影できてます。(笑)
そして、その1匹も外に出してあげるとなんとバルコニーで咲いているお花に止まってくれて、2~3分ひらひらとその場所にいてくれたそうです。
※なので、蝶々を上手に撮影できてます。(笑)
今年は楽しい嬉しい蝶々の思い出となりました。
※去年ipadをプレゼントしたので、それで写真撮ってます。
■そして後日談■
何日かして、また蝶々が飛んできた。その蝶々を見ていたらなんと自分が育てた蝶々だった!!!
なぜそれが分かるかというと、育てた1匹の蝶々は左のしっぽの部分が短いのです。飛んできた蝶々も左のしっぽが短かったそうです。蝶々って戻ってくるのね~。
■えみこさんの話し■
以前ブログに書きましたが、えみこさんは7年間ほど引きこもりでした。
『老人性うつ』『アルツハイマー』と診断されて、1日中家の中でテレビをボーっと見ている毎日が続きました。
外に出かけない、笑わない、お料理を作れない、何を食べても美味しくない、生きている意味が分からない。
そんな状態で7年程の長い年月を過ごしましたが、ある事がきっかけで少しずつ笑うようになり、しゃべるようになり、外に出かけて行くようになり、最近はお料理も作れるようになりました。
毎日やる事がたくさんあって、あっという間に1日が終わってしまう楽しい日々だそうです。
引きこもりの理由は、住み慣れた家を離れて私と一緒に生活するため引っ越しをした事でした。最初は新しい環境を楽しんでいたのですがだんだん静かになり、おかしいな~と思い始めて心療内科へ通い薬を飲み始めました。
多分半年くらいだったと思いますが、薬を飲ませてしまったのです。(後悔)
薬を飲むことで症状がどんどん悪化していき、本人も飲みたくないというので薬も病院もやめる事にしました。
その後の7年間ボーっと過ごしていましたので、このまま行くのかな~と思っていた時もありましたが、元のえみこさんに戻ってくれたのでほんとに良かったと思っています。
※精神的なものは薬じゃないと治らないのかな~と思っていた時期がありました。薬は絶対飲ませてはいけないと、今は確信しています。