今回は私が150歳まで生きるために必要な、歯の健康のお話しです。
小さい頃の話ですが。
まず私の永久歯の生え方がちょっと変だったんですね~。
上の前歯が1本だけ、歯茎から生えてきてしまいました。
つまり前歯の大きい歯が1本だけ飛び出ちゃった、いわゆる出っ歯になってしまったのです。
両親はそれを心配しました。
女の子だし、このまま出っ歯で結婚出来なかったらどうしよう。(笑)
という事で、小学生の時に矯正歯科に通いました。
前歯を引っ込めるためです。
2年ほど通ったでしょうか。
無事に1本だけ飛び出した前歯は引っ込みました。
が、矯正している時に結構虫歯になってしまいました。
矯正器具の間に食べ物がはさまった状態で、上手に歯磨きが出来なかったのでしょう。
それと、もともとの私の歯の質が弱かったとか、虫歯菌が多かったとかあるのかもしれません。
出っ歯が治って矯正歯科に毎週のように通っていたせいか、歯医者がそんなに嫌いではありませんでした。
矯正が終わってからも、大人になってからも、そんなに嫌いではなく、虫歯が出来たらすぐに歯医者に行っていました。
虫歯→歯の治療→定期検診→虫歯→歯の治療→定期。。。
それが歯にとっては1番いい方法であり、私は歯に関してはちゃんとしてるんだ、と思っていました。
しかし、年齢が行く事によって歯医者での話しが変わってきました。
どうやら、世の中の歯の治療方針が時代とともに変わって来たようなのです。
虫歯になって歯医者で治療をして、何年かしたらまた同じ歯が虫歯になる。
今度は根の治療をしなくてはならなくなり、根の治療をしても、また何年かしたら同じ歯が悪くなる。
根が悪くなった後は、神経を抜く治療になり、そのまま年を取ると歯を抜かなければいけなくなる。
1本の歯に虫歯を何回か治療→次に悪くなったら根の治療→次に悪くなったら神経を抜く→次に悪くなったら歯を抜く
こうやって考えていくと、年とともに自分の歯が無くなって行く。
何本か無くなって入れ歯を入れるとしたら、自分の歯が邪魔になったりして抜かなくてもいい歯でさえ、抜かなければならなくなる。
残っている数少ない歯も抜くとなると、自分の歯がまったく無くなってしまう。
まぁ、総入れ歯をするという事は、自分の歯が全部なくなるって事なのかもしれないですよね。
これを想像した時にちょっと怖くなったのです。
歯はちゃんと治療してきた。
ひどくなった歯は神経も抜いた。
何本抜いたんだろう。。。
いずれは総入れ歯かな?
そんなの嫌だな~と思っていました。
そして、『もうこれは歯を抜くしかないですね。』と歯医者さんに言われて、すでに1本抜いている。
このまま行ったら結構な数を抜くことになる。
そう、総入れ歯も近い。
そんな時に、変わった歯医者さんに出会い、『名医は歯を削らない』という本を読んだのです。
衝撃でした!
そうだったのか、と落胆しました。
日本の歯の治療方針が遅れていたというか、間違っていたんだ。
それに気づかなかった、勉強しなかった自分を深く反省したりもしました。
しかし、もう治療した歯は戻ってこない。
こうなったら、これからの歯の事を考えて行くしかない。
というのが私の歯に関する人生の流れです。
これからの残りの人生は、歯に関してちゃんと勉強して考えていこうと決意しました。
ちゃんと考える重要なきっかとなったのが、下の前歯の虫歯です。
今まで通っていた歯医者に行ったら、『ここまで来たらもう神経を抜くしかないですね。』と言われました。
今まで通っていた歯医者をやめて、歯を削らない、抜かない歯医者をネットで検索しまして。
今はすぐに探せるのでほんとに助かりますね。
何件か通える範囲をピックアップして、相談の電話をかけてみました。
電話での感触とかもありますしね。
そして、ここがいいな~と思ったところにまず予約して、相談に行ってみました。
『下の前歯が虫歯で、今まで通っていた歯医者さんでは神経を抜くしかないと言われたのですが、
神経を抜かないで治療出来る方法を探しています。』と。
そしたら私の歯を診て、んーーー、神経を抜かなくても治療が出来るんじゃないかな~と言われました。
良かった。やっぱり神経を抜かない治療法があったんだ。
現在その歯医者に通っています。
川崎にあるこの歯医者さんでの治療の流れをここでご紹介して行きたいと思います。
初めて行った時に、なぜここの歯医者に来たかを説明しました。
前の歯医者で神経を抜くしかないと言われたのですが、抜かない治療が出来ますか?と。
そしたら、可能だと思いますと。
その歯に神経が残っているか、残っていないかでも違ってきちゃうらしいのですが、幸いな事に神経が残っていたので
神経を抜かない治療で進めていく事になりました。
しかし、歯の治療の前に、この歯医者さんでは歯茎の治療から始まります。
最初にやったのは、口の中の菌の状態を調べること。
・唾液の状況
・歯周病菌の状況
・虫歯菌の状況
・歯に付着しているプラークの状況
その状況を把握した上で、まずは歯磨きの方法から学びます。
みなさんも経験があると思いますが、歯に赤く色を染めて赤くなっている所が磨き残しです。
そこをちゃんと磨きましょう、というあれです。
あれをやって、赤い部分が全体の10%以下になるまで、この赤く染めて磨き残しを確認するという内容が続きます。
■1回目は79.6%(100%からは-20.4)
結構プラークついてます。
歯の表面は唾液が普通に出ていればプラークは残らないそうです。
私の唾液は普通の人よりもちょっと多めに出ていたそうなので、唾液に関しては問題なし。
という事は歯の表面に関してはそんなに気にする必要がなし。
プラークが残っているのは歯と歯の間の隙間。
ここの磨き方が問題なんですよね。
歯ブラシを普通にゴシゴシしているだけでは、歯の間は磨けません。
普通の歯ブラシを使っている場合は、歯ブラシの使う場所、角度、向き、などで隙間を重点的に磨くのです。
歯ブラシの仕方を歯医者で教えてもらって、家でやって、次の歯医者の時までちゃんとやる。
■2回目の赤い検査は66.7%(前回より-12.9)
少し下がってはいるものの、10%には程遠い状況でした。
これは今まで通りではムリなので、違う方法を加えます。
歯ブラシが普通と違うもの。
5mmくらいの円柱状になっいる歯ブラシ。
表面の事はまったく考えず、これで歯間を磨くのです。
これは結構磨きやすく、いい感じなっているだろうと自信を持って次の診察へ。
■3回目の赤い検査は52.8%(前回より-13.9)
成果は出ているものの、これでもまだ赤い所が残っていて、あーーあ、と落胆。
しかし、諦めては行けないので次の事を考える。
このブラシだけでは駄目だということは、糸ようじだ!
って事で糸ようじを購入。
普通の歯ブラシ、円柱状の歯ブラシ、糸ようじ。
この3つで歯ブラシをする。今までの歯ブラシの時間の3倍はかかってるかも。
■4回目の赤い検査は29.6%(前回より-23.2)
結構成果が出たので、この糸ようじの重要性を発見。
多分上手に使えてないんだよね。
歯茎の中にまで入れてゴシゴシしないと駄目なんだよね。
歯茎って以外に強いんだな~というのと、プラークは歯茎と歯の間の奥の方にまでいるんだな~と言うのが分かりました。
そして歯ブラシや糸ようじで歯茎を刺激することで、歯茎は強くなり引き締まってくるのでした。
それが歯や歯茎にはとても良いのだよね。
でもそこまでやってなかったな~と反省したのでした。
この辺でやっと歯磨きとはこういうものなんだな~と体で実感出来たように思います。
そして、自分の歯茎の変化、口の中の変化を感じるのでした。
歯茎の色が変わってきて、健康的な色になってきた事。
何か食べた後に歯に食べたものが詰まらなくなってきた事。
口のニオイがまったく気にならなくなって来た事。
そうかーー、口の中のニオイは菌だったんだな~と改めて気づく。
菌は歯と歯茎の間に生息する。
それを撃退するのが歯ブラシ。
菌を撃退できたら虫歯にはならない。
虫歯にならなければ自分の歯を残せる。
歯ブラシのコツが分かって来たのと、その効果を実感できてきたので歯ブラシの時間が長くても苦にならなくなってきました。
だって、前は2~3分の歯ブラシ時間が今は25分かけているのです。。
普通の歯ブラシ 10分
円柱状の歯ブラシ 10分
糸ようじ 5分
↑
このセットを夜の時間のある時のみ。
朝は時間が無いので電動歯ブラシで2分で終わり。
1日1回、しっかりやればいいとの事で、お昼の歯ブラシもいらないとの事でした。
歯の裏側や奥の方はなかなか上手に出来ない部分ではあるので、どうしても磨き残しがあったりしちゃうのですが。
そして、
■5回目の赤い検査 8.3%(前回より-21.3)
やりました!やりました!ようやく目標値達成です。
めでたい!!!
歯医者さんのスタッフさん全員からおめでとうございますのお褒めの言葉をいただきました。
10%以下になるまでこの治療が続くのですが、3回目までは無料なのですが、4回目以降は実費がかかります。
そう、保険対応ではなく自費診療なのでお値段が高いのです。
まぁ、その方がちゃんとやろう!って気合が入りますよね。
めでたくプラークが10%以下となったので、これから歯の治療に入ります。
そう、今までは歯茎の治療ですね。
と現在はここまでです。
ここからは次回になります。
どんな治療法になるのか、そして歯がどうなっていくのかをこちらでご報告して参ります。
年をとってから総入れ歯をしたくない、自分の歯を少しでも残したい。
という方は、今までの治療法を見直してください。
歯医者さんに相談して、ムリなら歯医者さんを変える勇気を持ってください。
自分の歯は自分で治療法を決められますし、治療法は1つではありません。
ほとんどの歯医者さんがやっている『歯を削る治療』だけが歯の治療ではありません。
歯に対して真剣に向き合いたい人は、是非考えてみてくださいね。